【補助金】事業計画書で使えるSWOT分析

tsumiki

鹿児島の行政書士、塚本です。
本日は補助金の事業計画書の作成時に使える「SWOT分析」、「クロスSWOT分析」についてご紹介させていただきます。

SWOT分析とは?

SWOT分析(SWOT Analysis)は、組織やプロジェクト、製品、個人などの強み(Strengths)弱み(Weaknesses)機会(Opportunities)脅威(Threats)を評価し、戦略の策定や意思決定のための手法です。それぞれの頭文字をとっています。

 プラス要因マイナス要因
内部環境強み
(Strengths)
弱み
(Weaknesses)
外部環境機会
(Opportunities)
脅威
(Threats)
  1. 強み (Strengths)
    • 組織やプロジェクトが持つ内部の優れた特性や利点を洗い出します。
    • 例: 優れたブランドイメージ、高い技術力、強力なチーム、優れた製品品質など
  2. 弱み (Weaknesses)
    • 組織やプロジェクトが持つ内部の課題や不足している要素を特定します。
    • 例: 資金不足、組織文化の課題、過去の失敗からの学びなど
  3. 機会 (Opportunities)
    • 外部の環境が提供する有利な条件や好機を見つけます。
    • 例: 新たな市場の開拓、競合他社の不足、技術の進化による新商品開発など
  4. 脅威 (Threats)
    • 外部の環境がもたらすリスクや悪影響を特定します。
    • 例: 新たな競合の登場、法的な変更、経済の不安定性など

クロスSWOT分析

異なる要素をクロスさせながらSWOT分析を行う手法です。
通常のSWOT分析が一つの主体に焦点を当てるのに対し、クロスSWOT分析では比較・対比させることで、さらに戦略的な洞察を得ることができます。

 強み弱み
機会強み×機会
積極攻勢戦略
弱み×機会
改善強化戦略
脅威強み×脅威
差別化戦略
弱み×脅威
防御・撤退戦略
  1. 強み×機会(積極攻勢戦略)
    • 強みを生かして、有望なビジネスチャンスを活かしていく方法を考えます。
  2. 強み×脅威(改善強化戦略)
    • 脅威に対して、自社の強みを活かした乗り越え方を考えます。
  3. 弱み×機械(改善強化戦略)
    • 弱みを克服し、ビジネスチャンスを掴む方法を考えます。(克服するには時間がかかることが多いため、長期的課題とします。)
  4. 弱み×脅威(防御・撤退戦略)
    • 脅威の影響を最小限にするための防衛的な戦略を考えます。

活用手順

  1. SWOT分析を行う
    まずは自分の事業の状況を把握し、SWOT分析を行います。
    こちらは1人でされてる場合を除き、複数人で行うことをおすすめいたします。
  2. クロスSWOT分析を行う
    各主体のSWOT要素を比較し、共通点や対照的な要素を見つけだしクロスSWOT分析を行います。
  3. 戦略の策定を行い、事業計画書に落とし込みます
    クロスSWOT分析の結果を基に、戦略的なプランを策定します。
    異なる主体同士の比較により業界全体の動向等を把握し、優先順位をつけていきます。

まとめ

SWOT分析は、自分の事業の現状を見直す機会ができるのでおすすめです。
補助金申請時だけでなく、様々な場合に利用することができますのでよろしければ参考にされてみてください!

ABOUT ME
塚本 未希
塚本 未希
行政書士
1994年生まれ、鹿児島の女性行政書士です。
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Web業界の経験もあり、動画・資料作成も得意です☺

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